スティーブンスの授けたディフェンス即ちクンポゾーン。
たまにというかアメリカではよくあるけどMLBで極端なスタイルの打者に対しての極端な守備体形。
左バッターのプルヒッターに対してサードが二遊間にいる時のサードゴロばっかりを観てる気分になった。
トランジションではミドルレーンに横に三人並んで壁を作りペイントへの勢いのある侵入を許さない。
そしてハーフコートではペイントエリアまで下がって侵入をしてきたら3人で囲む。
これに対する対策がお粗末すぎた。
エルボーの距離で既に収縮してるディフェンスに対してのキックアウトが全く無かった。
クンポのパスセンスもあるがそれ以上にブーデンホルザーの指示が足りないのかと思う。
シューター陣のタッチは良かったのに。
戦前はクンポを止めるかシューター陣を止めるかの見どころだと思ったけどまさかそこの連動性が無いからどちらも活かせない。
それはクンポのプレータイム。
クンポが止められたらクンポを下げてしまったブーデンホルザー。
駄目だよそれじゃあ。
2Qはそれでもシュートタッチの良さで決められた。
しかし本来その関係性はクンポが中にアタックするからこそのアウトサイド。
クンポがいなけりゃただのアウトサイド。
そこでクンポを止めることを選択したスティーブンス。
クンポがいなけりゃ外しかないんだから楽だわな。
クンポのローポでも逆サイドのカットインも無かったし三人がハイポストに並んだディフェンスの時もポストプレーヤーが居なかった。
オフェンスでの対策は色々考えられたのに何も無くてクンポを隠す事しか出来なかったブーデンホルザーにがっかり。
このままだとPOに弱い監督のままだな。
そして三遊間がら空きなのに流し打ちも(キックアウト)もセーフティーバント(ショートフック)も出来ないクンポにもがっかり。
脳筋パワーヒッターの末路は大体こんなの。
キッドなら正しい策を授けたというかそうならないように育てたと思う。
机上空論と実技の差かな?
ブーデンホルザー良い監督だけどコメントで自分で何とかしないとは無いだろと。
キックアウトの素振りも無かったからマジで策を授けて無い可能性は高い。
これ正直負ける可能性高いよ。